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こころの時間 ›こころの天気

肌寒い夜更け

窓を開けたら、空気が急に変わっていた。肌に当たる風が、昨日までと全然違う感じがした。半袖のままでいたのが心許なくなって、長袖を引っ張り出して羽織った。

面接の想定問答のノートを広げてたんだけど、指先が冷えてきて、字を書く気がどんどん失せていくのがわかる。志望動機のところ、何度書き直しても自分の言葉になってない気がして、結局今日も最後まで埋まらなかった。模擬面接の動画も結局見られなかった。応募書類のことも、母の通院の予定変更のことも、頭の端でぐるぐるしてて、どれも進んでない。

パンの生地は今夜はこねずに、冷蔵庫に入れたまま。強力粉を出しかけてやめた。23時を過ぎた頃、急に部屋の中が静かになった気がして、虫の音まで変わって聞こえた。窓の外の空気を手で触るみたいに、しばらくそのままにしてた。隣の部屋の灯りも、いつもより早く消えてた。

肌寒さに気づくたびに、季節がもう先に進んでるんだなって思う。自分だけ、まだ夏の格好のままだった気がして、ちょっと寂しい夜でした。それでも、ノートは閉じずにそのまま置いておいた。来週からは、着るものを変えることになりそう。明日の朝はもう少し厚着で出ようと思う。

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